北林谷栄

先日、「阿弥陀堂だより」という映画で、とても素敵なお婆さんを観た。北林谷栄(きたばやし やえ)さんという、90歳を軽く過ぎてなお現役の大女優さんだった。ワタシは全然知らなかったのだが、実は、「となりのトトロ」で、かんたのばあちゃん役を熱演されているので、皆何となくあの声を記憶しているのじゃないだろうか。かんたのばあちゃんとあの声はピッタリと合っていて、めいを心配する様がとてもとてもリアルにココロに響いた。 とても行動的なヒトで1980年には、半年間ロンドンに留学し、ロイヤル・シェイクスピア劇団の芝居を勉強していたそうだ。 それからも活躍され、岡本喜八監督作『大誘拐/RAINBOW KIDS』(92)にて日本アカデミー賞最優秀主演女優賞なども得られている。 寺尾聰さんの父である、故・宇野重吉さんとは劇団を創設等の繋がりがあり、この作品で共演するのを楽しみにしていたようだ。 
年とともに輝いているヒトの見本だ。映画の言葉は、本当にこのヒトから出た言葉のようで、カノジョを前にすると、誰しも小さいコドモに還ってしまう感じがするから不思議だ。

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